マルクマスのブログ~ブロクマス~

アイマスやライブ、セッションについて書いたり、書かなかったり。

キーボード講座①~What's the KEYBOARD!?~

とりあえず書くといったので、自分のやる気が落ちないうちに、書いていきたいと思います。



今回は第1回ということで、

「キーボードって何?」ってことや

キーボードのメーカー等について説明出来ればと思ってます。



◎キーボードって一体何?


キーボードというのは、電子楽器で、ピアノを演奏するように鍵盤を操作することで、音を鳴らすことが出来ます。

こんなやつです。(僕のメインキーボードのMODX)

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よく「ピアノ」との違いを質問される人が多いみたいですが、ピアノとの大きな違いはこんな感じです。

●ピアノ
①電気を使わずに演奏することが出来る(電子ピアノ、ステージピアノを除く)
②スピーカーやヘッドフォンに繋がなくても音を鳴らすことが出来る
③手のタッチにより強弱や表情をつけやすい
④鍵盤が重たい
⑤「ピアノ」の音色に特化している(電子ピアノなどを除く)
⑥持ち運びには向いていない(ステージピアノを除く)


●キーボード
①電源を繋ぐ、電池駆動するなど、電気がないと演奏出来ない。
②スピーカーやヘッドフォンに繋ぐことで音を鳴らすことが出来る(内臓スピーカーをもっているタイプもあり)
③ピアノに比べて、手のタッチによって強弱などをつけにくい
④鍵盤が軽い
⑤ピアノ以外にもオルガンやギター、シンセ、ドラムなど様々な音色を鳴らすことが出来る。
⑥持ち運び出来る機種も多い(30Kgぐらい重い機種もありますが、、


ピアノから入ったひとにとっては、「③」と「④」がけっこうネックだったりしますね。

特に音量の変え方には大きな違いがあります。

ピアノは基本的に鍵盤を押さえる強さで強弱をつけますが、キーボードは前述のとおりピアノほど強弱をつけにくいです。

それに対し、キーボードは手のタッチではなく、キーボードのボリュームを操作して音量の上げ下げをします。

つまみであったり、上下のスライダーとか色々タイプはありますが、どの機種も分かりやすいところに置いていることが多いです。


あと音量についても「0~128」の間で数字で設定されてることが多いので、慣れればすごく分かりやすいです。数字で見えるので。




◎キーボードの機種などについて


さて、キーボードについておおまかな説明をしましたが、実際にどんなのがあるか、解説出来ればと思います。


まず、キーボードは色んなメーカーさんが販売しているのですが、そのなかでも「Roland」「YAMAHA」「KORG」が3大メーカーと呼ばれていて、特に使用率が高いです。


キーボードはメーカーによって使い勝手や音色の特徴などがけっこう違います。

具体的に伝えるのは難しいですが、

YAMAHAはピアノやストリングスが使いやすい
Rolandはライブパフォーマンスに強い
KORGはオルガンやシンセが独自で替わりが聞きにくい

といったようにそれぞれの強みをもってます。



あと、キーボードには価格帯によってランクがあり、
高いものから

フラグシップ(20万円以上)
・ミドルクラス(10万円~20万円程度)
・エントリークラス(10万円以下)

といった 分類に分けられます。



フラグシップ

フラグシップは20万円以上の高価格のキーボードで、各メーカーで1番性能がいい機種がある場合が多いです。

また、完全にプロが使うようなモデルで、音色や性能も他のクラスとは比べ物にならないぐらいいいです。

弱点としては、重量も30Kg以上あるようなものが多く、運搬が困難なものが多いです。(鍵盤は性能がよければよいほど重くなる傾向がある)

・主な機種

KRONOS(KORG)、FANTOM(Roland)、MONTAGE(YAMAHA)



●エントリークラス

エントリークラスは価格帯が安いキーボードで、重量も軽く(重くても6kg程度)、持ち運びにも便利です。

また、プリセット(最初から入ってるいる音色)も取り扱いやすいものが多く、セッションなどでも使われることが多いです。

ただ、他の価格帯のものに比べると音作りの幅は狭く(音色を2音までしか重ねられないなど)、ある程度キーボードを弾けるようになると、物足りなくなってくると思います。


・主な機種

JUNO-DS(KORG)、MXシリーズ(YAMAHA)、KROSS(KORG)


●ミドルクラス


・ミドルクラスは2つの価格帯の中間です。
音色もフラグシップほどではないですが、本格的で、
かつ運搬可能な重量になっています。(前述の僕の使用機材のMODXもこれです。)

・主な機種
MODX(YAMAHA)、FAシリーズ(Roland)、KROME(KORG)



とりあえずキーボードを初めて弾かれる方は、エントリークラスを買ってみるのがいいと思います。キーボードの基本が分かるので。

そのエントリークラスでも、僕が実際に触ったことがある、MXシリーズとJUNO-DSについて解説したいと思います。


◎キーボード解説~MXシリーズ~


MXシリーズはYAMAHAのエントリークラスのキーボードで、それぞれ鍵盤数の違う

・MX-49(49鍵)
・MX-61(61鍵)

の2つのラインナップがあります。



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(写真は僕が使っているMX-49です。)


特徴としてはとにかく軽くて、(MX-49は4.5Kgぐらいだそうです。)、本当に持ち運びに便利です。

また、YAMAHAということもあって、ピアノはもちろん、オルガンやエレピ(エレクトリックピアノ)、ストリングスなどの生楽器系の音色がすごく使いやすいです。

あとは、YAMAHA全般の特徴ですがピッチベンド(音の高さを変更できるホイール)と、モジュレーションホイール(音にビブラートなどの変化を与えられるホイール)がそれぞれ独立してて、使いやすいです。(Rolandなどは2つがくっついていることが多いです。)

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◎キーボード解説~JUNO-DS~

JUNO-DSはRolandのエントリークラスのキーボードで、スタジオなどでよく見る「JUNO-di」の後継機です。


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(これは僕の使っているJUNO-di)


JUNO-DSの特徴としては、とにかく使っているユーザーが多いです。もしかしたら日本で1番多いかも。

また最近だと、ガールズバンドの「SILENT SIREN」や、バンドリの「Poppin'Party」のキーボードの「市ヶ谷有咲」および担当声優の伊藤彩沙さんが使っていることでも人気です。


あと大きな特徴としては、ライブ向きの機能がたくさんあることです。


そのなかでも3つの機能が特徴的です。
①D-BEAM
ボコーダー
③フレーズパッド

①D-BEAMは「Rolandのキーボードといえば、D-BEAM」といえるぐらい特徴的な機能です。

具体的にいうと、キーボード本体にセンサーがついていて、そこに手をかざすことで、レーザー音を鳴らせたり、音にビブラートをかけたり、音量を抑えたり色んな機能を使えることができます。

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ライブ中でもかなり目立ってけっこうカッコいいです。



②はキーボード本体にマイクを繋ぎ、そこにしゃべりかける&鍵盤を演奏することによって、「ロボットボイス」のような声を出すことができます。

(参考:「アンデット・ダンスロック」の1:08付近)
https://youtu.be/rjqlh5kXjP8


③フレーズパッドとは、JUNO-DSで追加された昨日で、本体右部分にある8つの正方形のボタンのようなものです。


ここを押すことでUSBメモリーに保存されている、音楽データや効果音を鳴らすことができます。


こんな感じでライブに向いているような機能をもってるのがかなりの強みです。


◎キーボード解説まとめ

●MXシリーズ
・とにかく軽い
・ホイールが使いやすい
・ピアノやストリングス、オルガン、エレピなど生楽器をメインを使いたい人にオススメ

●JUNO-DS
・ライブ向けの機能が多い。
・使っている人が多く教えてもらいやすい。
・バンドリやSILENT SIRENと同じ機材を使いたい人にオススメ

まとめると、特徴はこんな感じですね。
(KROSSは使ったとこないです。またいつか触ってみたいです。)


キーボードは種類が多くて迷ってしまうと思いますが、この記事がちょっとでも参考になったらありがたいです。


次はキーボードを練習するにあたって必要な機材などを紹介出来ればなぁと思っています。

結局たくさん記事を書いてしまった。手が痛いです。

ではでは~