キーボード講座書いてみます。
はい、久しぶりの記事です。
あっという間にGWも終わってしまいましたね。
僕はというと、新型コロナの影響で(GWも含めた)9月ぐらいまでのスタジオとライブの予定が無くなってしまってました。
部屋の掃除をしたり、久しぶりに宅録にチャレンジしたり、デレマスやガルパのイベント走ってみたり、オンライン飲み会をやってみたり(5回ぐらいした)、時々カメラ片手に散歩したり、意外と充実したGWだった気もします。運動不足で体重は5Kgぐらい増えたけど。
さて、タイトルの通り、このブログでキーボード講座なるものを始めてみたいと思います。
4年半ほど前から色んなセッションに参加させてもらったり、自分でもセッションをやってきたけど、思うのはとにかくキーボードプレイヤーが少ないこと。
正確にいうと、キーボード人口は少なくはないけど、僕がいるアニソンコピバン界隈のキーボードの需要がありすぎる。
◎キーボーディストがなぜ少ないのか
何でキーボードが少ないか。Twitterでも時々挙がる話題だけど、ちょっと考えてみます。
①ギターやボーカルなどに比べてマイナー感がある。
最近はofficial 髭男dismとかKing Gnuとか鍵盤をフューチャーされてきたバンドも増えてきたけど、基本的にそこまで目立つ楽器じゃない気がする。
ギターとかベースとか、ドラムとか未経験でやってみたいってのはよく聞くけど、キーボードを未経験でいきなりやってみたいっていうのはあんまり聞かない気がする。(ピアノ経験者が多い)。
あと編成的にもキーボードがないバンドもよくあるし(これは仕方ないけど)、コピバンとかやるときはキーボードがメンバーにいると、キーボードが入ってるバンドや曲を入れないといけない制約がかかってしまうのもあるんだろうなぁ。
②教えてくれる人、教材が少ない
これはそのまんまですね。純粋にプレイヤー人口が少ないと当たり前ですけど、教えられる人が少なくなりますね。
あとピアノの教則本はよく見るけど、キーボードの教則本コーナーで楽器屋でもあんまり見かけない気もします。最近だとバンドリのキーボードの教則本がすごく分かりやすかったけど。
③演奏するハードルが高い(特にアニソン界隈)
最近のアニソンは特になんですが、本当に曲の構成が凝っていて、演奏するのが難しいです。(これは他の楽器でもそうだけど)
あとキーボードは他の楽器よりも演奏しないといけないパートがすごく多いです。
ギターは、ギターパート(2パートを1人でしないといけないこともあるけど)、ベースはベース、ドラムはドラムってなってると思います。
キーボードの担当パートはと言うと、
・ギター
・ボーカル
・ドラム
・ベース
上記以外の全部です。そうそれ以外の全部。
つまり、ピアノもストリングス(バイオリンとかの音)、シンセもオルガンも鉄琴
あとSE音(しゅわーとかなってるやつ)とか、パーカッションとかも担当することが多いです。
ちょっと具体例を挙げてみます。
◎DESTNY / 765ALLSTARS
アイドルマスターの4年前の曲で個人的にすごく好きな曲ですが、この曲のイントロ部分(0:00~0:20)を聞いてみます。
https://youtu.be/XDSPECaTAUE
聞いてみると、とにかくキーボードが目だっています。
実際に使われてそうなパートを挙げてみると、
・ストリングス
・ピアノ
・ブラス
・ベル(ブラスとユニゾン)
・シンセ(バッシング)
本当にたくさんあります。正直これを1人で全部弾くのは無理です。カイリキーとかにならない限り不可能です。
なので、実際にこれを1人で弾けるようにするためにはアレンジが必要なのですが、
・たくさんあるなかでどの音色を弾くのか
・それぞれの音色をどのタイミングで弾くか
・それぞれの音色にどんな音作りをするか
・それぞれの音色をどの音階で弾くか(耳コピ)
・それぞれの音色をどんな音量で弾くか
etc..
正直色んなことを考えないといけないので、すごく大変です。
あと曲によってはマルチキーボード(キーボードを2台以上並べて演奏)も必要なんで、そうなるとまたキーボード同士の特性の理解とか、音量管理とかけっこうめんどくさいです。
◎キーボーディストに必要な能力
ではキーボードを弾くために必要な主なスキルはというと
①鍵盤を正確に演奏する力
②音色を再現、作成する力(音作りなど)
③バンドでキーボードを合わせる力(音量バランスや各楽器との兼ね合い)
④音階を聞き取る力(耳コピ)
たぶんこのあたりが大事なんだろうなって思います。
「①鍵盤を正確に演奏する力」
これは楽器を演奏するうえでの基礎力。指を正確に動かしたり、リズム感を鍛えたり。。。って感じのです。
たぶんピアノを習ってた人ならたぶんこの力がすごくあると思います。(僕はピアノ通ってきたはずなのに、すごくこのあたりが苦手です。)
②「音色を再現、作成する力(音作りなど)」
いわゆる「音作り」ってやつです。
「ここでこんな音色を弾く」とか、
「ここのオルガンはちょっと高音域を強調して」とか、
「ここのシンセにはこんなエフェクトをかけて」とか、
「ここはピアノとストリングスを一緒に鳴らすから、ピアノとストリングスを4:6ぐらいのバランスに混ぜて」とか、
そういうやつです。
正直することが多くて大変ですが、すごく大事です。
やっぱりキーボーディストの違いが出てくるのがここですし、どんだけ弾くフレーズが安定してても、音色がしっかりしてないと、「あれ?」って違和感を感じることが多いですね。
③「バンドでキーボードを合わせる力」
バンドは当たり前ですが、自分だけでなく複数人でするものです。
前述の①②が出来ていても、
・音がでかすぎる
・逆に音が小さすぎる(ソロが聞こえないとかよくあります・・・)
・リズムがバンド全体からズれている。
とかだとバンドで合わせたときに問題になります。
あとは、本来ならギターが2人必要な曲をするときに、ギターが1人だけのときとかに
鍵盤でギターパートの補助をすることもあるし、
逆にキーボードが原曲にない曲にキーボードを混ぜるときとかにもこの力が必要です。
④「音階を聞き取る力」
いわゆる耳コピ力です。ほとんどのアニソンは楽譜がないです。
特にキーボードはさっきのように複数のパートがあるので、耳コピが大変です。(はっきりいって修行)
あと、ギターやベースだったらTAB譜がネットで挙げてくれてたりしますが、キーボードはまずないです。
そして、いざ耳コピをしようとすると、コードと単音どっちもたくさんあって、すごくめんどくさいです。(やっぱり修行)
◎まとめ
んで、キーボードに興味をもってくれる人を増やすためにどうしようかって思ってたんですが、
Twitterとかみてると「キーボードやってみたい」って人がけっこういるんですよね。
なんで、僕の出来る範囲でキーボードについてブログとかで教えられたらなぁって思ってます。STAY Homeだしね。
ただ、キーボードを教えるってといっても、ピアノとかを1から説明できる力は僕にはないです。。。
なので、「ピアノとか触ったことあるけど、キーボードはないや」って人とか、
「キーボードとりあえず買ってみたor買ってみたいけど何をすればいいか分からない」って人向けな感じになると思います。
あと僕自身もまだまだ知らないことが多すぎるので、あくまでキーボードを始めるちょっとしたきっかけになってくれたらみたいな感じで思ってるので、生暖かい感じで見守っていただけたら嬉しいです。
とりあえず無理のないようにマイペースに記事を更新出来ていければなぁって感じです。飽き性なのでいつまで続くかは分からないけど。
久しぶりに長い記事書いた気がします。
たぶんここまで長い記事は作らない気がしますが、のんびり見守ってくれたら嬉しいです。では。